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山田征さんと和合亮一さん

  • 執筆者の写真: 久実kumi
    久実kumi
  • 2020年3月1日
  • 読了時間: 3分


ちょっと前まで、山田征さんのことは全然知らなかった。


1月に昨年の夏至に天河神社で出会った愛唯さんに誘われて行った平田寺での音霊演奏会が終わった後、住職さんと話をしていて、このイベントがあることを教えていただいた。



何となく引っかかった。

行った方が良いかな。

そこで2月12日はお客様の予約は入れず、平田寺に行くこととした。






82歳になる山田征さん。

お声もお姿も、話の内容も。

82歳には思えない。

年齢不詳。


南京に日本軍が行っていたことの話。

征さんのお父様の記録。


そして、メインの自然エネルギーのお話。


風力や太陽光を利用しての発電装置、風車やソーラーパネル。

私はこうしたものは良いものだと思っていた。

山田征さんのお話を聞くまでは。


でも、これらの装置を増やすためには、多くの緑や樹木が失われる。

緑がなければ、新たな水も雲も生まれず 地球は乾ききってしまいまう。

緑がなければ、二酸化炭素を吸収して新しい酸素も生まれない。

緑がなければ、動物も植物も生きてはいけない。


そんなお話を聞いた。



緑のことは勿論だが、人間の身体に直接的に及ぼす影響についても話してくださった。

このような活動をされている山田征さんには、色々な自然を用いた発電システムで困っている方からの話が集まるらしい。


ゾッとする話だった。



8年ほど前にリフォームをした時にソーラー発電を導入することを検討していた。

その時に、設計士さんが

「現時点ではソーラー発電は入れない方が良いかな」

と言われ、導入を止めたことがあった。


もしかしたら、設計士さんはそうした山田征さんが話したようなことを知っていて、やんわりと阻止してくれたのかもしれない。




山田征さん。

今は諸事情あり、電気が家に来ない生活をしている。


一緒にサポートで来られていた御嶽のふもとでもう十数年、電気もガスも水道もない暮らしをされているご夫妻のお話も聞いた。



とても自然体だった。

山田征さんも御嶽のご夫妻も。



山田征さんのお話の中では、当然という感じで3.11の話、原発の話も出ていた。



翌日、2月13日、愛知県劇場コンサートホールへ。

前の仕事の先輩の所属する合唱クラブの演奏会を聴きに行った。

64年も続く伝統ある合唱クラブ。



その中で和合亮一さんの詩が5曲、歌われた。


和合亮一さん。

福島の詩人。

3.11の直後からTwitterで被災地の惨状を伝える連作「詩の礫」を発信。


その詩に曲をつけたものが5曲。



そのうちの一つ


「夢があるのなら」


夢があるのなら

それをあきらめない

それをあきらめるな

私をあきらめるな

自分をあきらめるんじゃない

命をあきらめてはいけない

無念の死を受け入れた

たくさんの

私たちのため





山田征さんのお話から和合亮一さんの詩。

この連続性。


なんだか頭がボワンとしていた。

直ぐには、書くことができなかった。


そんな個人的な話。


オステオパシー誇張法とも、何か繋がりがあるのかも。

そんな気がした。

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