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執筆者の写真久実kumi

下駄

今日

郡上まで行ってきた


目的は

【下駄】



私は一年中、下駄を履いている

ここ2年くらい私と会った方はご存知だと思う


古武術研究の山口潤先生の教えから

下駄の身体に及ぼすパワーを知り

下駄を愛用するようになった


車の運転は下駄はアウト

だから車の運転は草履だけれど

それ以外の場所は

雪が深い場所に行ったりするとき以外

ほぼ下駄



下駄は履いていると

アスファルトや岩で

底が削れてくる



左が新品

右が所々ひび割れもある半年ほど使っている下駄


私の頻度で履いていると

だいたい3~5ヶ月くらいで

履き潰す


というか

履いていたら割れてくる



下駄のストックが先細りしてきた


近所のスーパーなどでは良いのだが

割れたところが所々ある下駄は

よそ行きに使えない


比較的、状態が良い下駄は

長時間履くのがキツイ

履き難い下駄が残っているのみ



ご近所(家から30分圏内)で手に入る

下駄を取り扱っているお店では

私が下駄を買い占めていて

もう在庫がない



ということで

どうやって今後の下駄生活を

キープするかを検討していた


中部で下駄と言えば…



私は郡上に踊りに行ったことはない

だけれど

名古屋で盆踊りをすれば

郡上踊りの「かわさき」

は必須項目


幼い頃から身近に感じていた


それに友人が郡上に徹夜踊りに毎年

参加していて

馴染みが深い


盆踊りには下駄


ということで、郡上の下駄屋を検索


メルカリなどで下駄の中古を出品している人もいるが

ちゃんとした店舗を探していたら


お洒落な下駄の写真が沢山のホームページに行きつきました




4か月ほど前から

氣にかけていたのですが

やっと行けました



沢山の種類の鼻緒の中から

パパッと直感で20以上の候補をピックアップし

その中から特に心がキュンとする

お氣に入りを選抜


1、2年は困らない程度の数

ということで7足分


店主が足に合わせて

その場で鼻緒をすげてくれる

1足、5分程、すげるのに時間が掛かる


ということで

待ち時間

店主がオススメしてくれた

カフェ・eBANATAwで時間を潰す



長良川の美味しい水で

長時間かけて水出ししたアイス珈琲を楽しむ

カウンターで横に座るおじさんは下駄



郡上木履とeBANATAwの往復は

ちょっとした旅心をくすぐる


郡上木履に戻ると

仕上げを待つ状態までできていた


が、eBANATAwで

夫にも1足プレゼントしたい

と思いつき

1足追加注文



鼻緒をすげる店主の足元も下駄




そして、それを待つ間

ご近所の男性がウサギを二羽連れて散歩がてら

下駄を物色に来られる

その足元も下駄


そして、お店にふらっと寄る

他のご近所さんの足元も下駄


下駄率が高い町なのだと実感



仕上げをしてもらいながら

店主から

郡上出身ではなく

親の店を継いだわけではないこと

もともと郡上で下駄(木の部分)を作っている店はなく

他所から仕入れて鼻緒をすげて売っていた店ばかりだったこと

郡上という場所で

郡上の近くで採れた材木で下駄を作りたいと思ったこと

親切な下駄屋の女将に丁寧に鼻緒のすげ方を学んだこと

などなど


ここで郡上木履をやっている経緯を聴いて

今後も郡上木履で下駄を購入していこうと決めた



次に郡上木履行くは来年の4月か

下手したら再来年の3月か4月

岐阜に行く用事があるついでに

足を延ばそうと思う



8足並べた下駄は壮観

形の違う左上のひとつが夫の分


店主は

「お店やり始めてから

一度に8足買った人は初めて」


家に帰って

夫にプレゼントの下駄を見せたら

喜んでくれた



大切に

でも氣軽に

下駄を履いて過ごそう

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