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執筆者の写真久実kumi

恩人との再会



妹が書いた文章から抜粋


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私たちの父は、事業で4億という大変な借金を抱えていました。

長女である姉は、父の様子を見て、自分が家族を支えなければいけないと感じていたようです。

コツコツ真面目に勉強をして地方公務員職につきました。


父の死去後、銀行の借金取り立てが厳しくなりました。

私たち姉妹はサラリーマンを続けながら、父の借金を返すために会計士の先生と二人三脚でがんばりました。

2年ほどかかりましたが、父の事業をしていたビルを高く買ってくださる方を見つけ出すことができ、なんとか借金を返済し事業をたたむことができました。

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この時、父が事業をしていたビル・土地の売却、会社の清算に関し尽力してくれた方が二人みえました。


おひとりは父の後輩になる公認会計士のI先生。


もうおひとりはI先生が紹介してくださった不動産会社のH社長。



妹と話していると1週間に1回くらいI先生、H社長の話が出ていました。



I先生は既に鬼籍に。

お別れ会に出席した時には妹も私も涙が溢れました。




H社長は会社の宣伝動画に出ていらっしゃる。


その動画で見るH社長はまだまだお元気そう。


H社長については、そんな感じの確認くらいしかできていませんでした。




この新型コロナで会いたい人に、なかなか会えない時期が続いたときに、


「生きていて、会えないことはないのに、会わないと後悔する」


との話となり、思い切ってメールにて連絡をとりました。


お元気かどうかわかるだけでも良い。




そうしたところ、思いがけず、


「伺います」


とのお返事をH社長からいただきました。




そして、昨日、10年ぶりにH社長にお会いできました。





70歳になられて、なおアクティブ。


この10年の間に高齢者向け住宅の運営などにも事業を拡張させ、


そして、もっと自由に楽しむということで


青いスポーツカータイプのベンツを格好良く乗りこなし、


更に、色々な面で肝の据わったお話を聞かせてくださったH社長。



お会いできてよかったです。




H社長とI先生のお陰で今の私があります。




あの時、父が事業をしていたビル・土地の売却、会社の清算が上手くいっていなければ、


今の仕事・オステオパシー誇張法とも出会わなかったでしょう。



あの時のおふたりの支援に感謝。


そして、今回、会ってくださったことに感謝。

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