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  • 執筆者の写真久実kumi

寝たきりの方への施術3

更新日:2020年3月1日

4月8日にCasa de Saludを開業すると決めていたため、

名古屋市の最終出勤日3月29日夜から、4月3日か4日くらいまでは

讃岐の祖母のもとへ行こうと、元々決めていました。




そんな、2019年3月の半ば。

自分が担当してた仕事の大きな会議やイベントも終わり、

報告書や引継ぎ書類などの作成を残すばかりのところに、

祖母がお世話になっている施設から母に電話が入りました。



電話の内容は、


昨日から熱が出て、食事をさせるために車いすに座らせようとしても

顔色が悪くなってしまう。

点滴をしようとしても、血管が脆くなっていることもあり、液漏れしてしまう。

ベッドに少し傾斜をつけて、水を飲ませるのと、栄養剤を飲み込むくらいしか

口を開けようとしない。

もう、いつお迎えが来てもおかしくない状況と思われる。


とのこと。



覚悟はしていましたが、

「あとちょっとなのに」

という想いもありました。


大叔母などに施設に見に行ってもらったところ、

祖母は寝たきりの状態で背中を丸めて、目を開けず、

話しかけても、

「うん」

くらいしか言わない、とのこと。



大きな変調があれば、讃岐に行こうと決めていましたが、

それから、日々、施設の介護スタッフや親戚からのこまめな連絡が入り、

血圧や心拍数は小康状態で、状況も3月半ばの状況から大きな変化はなく

何とか3月29日の自分の最終出勤日まできました。


ほぼほぼ、口からの水分しかとっていないのに、2週間、

命はもつのだなあ、と感心しつつも、

私が名古屋市を退職するのを待っていてくれたのかなあ、

なんて思ったりもしました。


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