2019年3月30日(土)午前10時ごろ。 やっと施設の祖母の部屋に行くことができました。
前年11月以来なので私が会うのは4か月ぶり。 母は2月には来ているので、1か月半ぶり。
前に会った時にはちょこんと車いすに座り、ニコニコしていたのが、 ベッドに横向きに丸まり、呼びかけても、 「ああ」とも「うう」ともはっきりしない唸り声のような返事をするだけ、 目を開けようとせず、 施設や親戚から2週間前から聞いていたのと、ほぼ同じ状況が目の前にありました。
特に特徴的なのは腕を胸の前でクロスにギュッと縮こまっていること。
「あっ、胸椎が硬くなっている」
との頭の中に浮かびました。
祖母のベッドサイドの背中側の方に行き、腰椎(L5)~順に下部頸椎まで 脊柱を、側臥位のまま施術し続けました。
多分30分強経ったころ、胸椎の緩みを感じてきたため、 祖母に一生懸命、話しかけていた母に 「手を持って、開いてみて」 とお願いをして、 前からは母が縮こまっている祖母の腕を痛い様子を見せない範囲で拡げ、 後ろでは私が引き続き、オステオパシー誇張法を脊柱にかけ続けました。
そうして2時間ほど経過した正午ごろ、上向きに寝ることができて、 海老のように縮こまっていた感じが無くなってきました。
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