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  • 執筆者の写真久実kumi

以前に施術をさせていただいた寝たきりの方



昨年8月に施術をした後、会いに行けていなかった。




今年3月に少し長めに行こうと思っていたのに、新型コロナの関係で緊急事態宣言。

そのため、施設は面会完全シャットアウト。



「面会できないのに、行っても仕方がない」

と面会が解禁となるまで待機。



そうした状況で、施設の近隣に住むいつも祖母を訪れてくれる親せきたちの面会も叶わず、

話しかけられることが減り、以前よりも横たわっていて、ウトウトしていることが多くなっているとのこと。



それでも、日に数時間、車椅子に座り、口からの食事がトロミ食ではあるけれども何口か食べられるとのこと。




5月以降、少しずつ、世の中の色々が緩和されている状況の中

祖母のお世話になっている施設では


接触なし

マスク着用

15分以内

職員立ち合い

それと特別な場合のみ


この条件での面会を許可。




それと自分の家族の都合も…


7月20日

名古屋市立の小中学校は夏休み。




7月25日に96歳の誕生日を迎える祖母。

この日に会えるように施設と調整して、行ってきました。



残念ながら、祖母に施術することはおろか、触れることもできませんでした。


胸椎が硬くなっているのでしょう。

胸の前で腕をクロス状態にして、動かさない。

目を殆ど閉じていて、うつらうつらしている。

頭もぼんやりとしているのでしょう。



しかし、みんなで祖母に「ハッピバースデーツーユー」を歌い、

曾孫たちを会わせ、

「愛している」「大好きだよ」「ありがとう」を伝えることができました。



15分の間に2回、祖母が笑いました。


ちょっとだけ目を開けて、こちらを、特に娘である母の顔を見ました。



おばあちゃん

会ってくれて、顔を見せてくれて、笑い声を聞かせてくれて

ありがとう。



そして、1週間弱、Casa de Saludでの施術をお休みさせていただきました。

ご理解くださって、送り出してくださいましたお客様にも、本当に感謝です。

ありがとうございます。






祖母に会えない日

金比羅山のカフェで手から鳥に餌付け

祖母の家の近所の海岸で釣りや海水浴


そんな香川滞在。


90代の大叔母、80代の叔母さん、70代の母にも

じっくりとオステオパシー誇張法を施術できました。



この新型コロナの騒動が治まることがあれば…

施設が面会する人と入所者の接触を許可してくれれば…

祖母が穏やかに最期に向かう時を過ごすことができるように施術をしたい。


今の想いです。

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